2010年2月 8日 (月)

ラボお引っ越し中

まだ、終わっとらんのかい!と言う声が聞こえてそうですが、

ええ、まだです。

始め、引っ越し業者に見積もり頼んだら、ちょっと金額がでデカかったので、

個別のメーカー、業者さんに頼んで、何か納品したりするときのついでに運んでもらってたりするので、一度に、バーっというわけにもいかず、

スケジュール調整に難儀してます、はい。

大きなもんはほとんど運んだんだけどね。

一台、古い遠心機を運ぶかどうかで、検討中。

本体はスンゲー古いのだけど、まだ使えると思って、その遠心機で使えるロータを買ったからね。前のロータ、傷入ってて危険だったし。

で、このロータっていうのが、「消耗品」扱いなんだけど、

チタン製だったりして、一個、70万とか80万とかするのよ。

もったいねーじゃん。

でも本体の方は、今度故障したら多分交換できる部品がもうない。

というわけで、業者さんと検討中。

マウスも移さんとアカンしな。

ま、色々ストップしてるよ。

この時間を利用して、

数学の勉強を…なんて目論見てたんだけど、

いきなり最初でつまづいた。

だって始めが「m x n 次元の行列」なんだぜ。

大学入って教養の数学でつまづいたのと同じパターン。

ま、でも今回は、物理のための数学なので、多くても11次元。

充分でかいけど、具体的だからなんとかなる… かなぁ。

しかし、俺たちの住んでるこの世界が空間3次元+時間1次元の「4次元」でなくて

「11次元」の世界だとは、よう分からん。

イパーン向けの解説書には、他の次元は「巻き上げられてる」とか書いてるけど、

やっぱ、ここは「数式」で理解せんとホントに分かったことにはならんのだろうな。

この辺は、人間の「直観」を超えた範囲だし。

なかなか上手い例えで記述してあるんだけど、やはりイマイチ、ピンとこない。

教養のときに、物理も数学ももっとちゃんとやっとけばなぁって、

何でもそうだけど、後になってアレ使えたなぁというのが多いな。

ま、俺らの頃は、教養の数学なんか、いきなり m x n 次元とか、特異点とか、高校数学からの橋渡しすっとばして、全く意味不明の講義だったし。

今使ってる参考書でも、べき級数展開使って、数式を計算可能な近似式に置換するとこでてくるけど、例題読んで、分かった気になっても、問題が解けん。

実験の方は、院生も学位とって修了なので、兵隊がおらん。

おもろいテーマがまた浮上してきて、早いとこやってしまいたいんだけどね。

プロジェクトだけは増える一方だな。今月中旬には、なんとか使えるようにしたいもんだ。

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2009年12月31日 (木)

皆さん、良いお年を

2009年も今日で終わりである。

今年も色々なことがあった。

夏に25年ぶりの高校の同窓会があったのに、参加できなかったのは残念だが、

それを機会に、また連絡を取り始めた友人ができた。

また、悩みを聴いてくれる人が一人増えて、

大変に喜ばしい。

こうやって、俺は友人達に支えられて生きている。

さて、世間は年末年始で、ほとんどの人が休みなのだろうが、

俺は、昨日、実験(PCRによるgenotyping)に失敗したので、

今日は、それのやり直しである。

単純な実験なのだが、新しく買ったマシンを使うと早く結果がでるので、

そいつを使ってみた。

今までのものだと3-4時間かかるところが

1時間以内で済んでしまうという優れものである。

ただ、専用のチューブと酵素、バッファーを使わなければならないことになっている。

今回のgenotypingは、ちょっと特殊なキットを使っているものだったので、

条件決めの予備実験を先にやるべきだったのだが、

それ程数が多いわけでもないので、

まぁ、やってみようかって感じでやったら、

二つ出るはずのバンドが一つしか出なかった、というか、小さい方のバンドがあるのかないのかはっきりしない。

大きい方のバンドだけという可能性もあるので、全くの失敗というわけでもないのだが、

両方出るやつ(ヘテロ)が目当てなので、

組織からDNAを抽出するとこから、やり直すことにした。

そういうわけで、今は待ち時間なのである。

この分だと、明日も実験かなぁ~


では、皆さん、よいお年をお迎えください。

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2009年12月26日 (土)

研究な日々

あー、

世間では冬休みやら、クリスマスとやらで皆、浮かれてたり、のんびりと休んでいる人も多いようですが(勿論そうでない人もいる)、

会議や講義・実習のない、この時期こそ研究が捗るのだ。

いやね、

所属が変わってからも元のラボの院生の指導とかしてたんだけど(給料下がったけど)、

その院生の論文が通って、めでたく今年度内に学位が取れる見込みと相成りました(パチパチ:拍手)。

卒研の人も12月末が締め切りで、もう原稿書き上がったし…。

というわけで、新しい場所へお引っ越しです。

出入りの業者に頼んだら、量が多いのとデカいものが多いので、引越専門の業者に頼むとのこと。

そいで、見積もり出して貰ったら

なんと50万円もかかるとのこと。ゲェーっ

同じ大学内なのに…

そいで、自分達で運べるモンは自分達で運んで、

問題は大型のフリーザー(-80度)。

ちなみに3台あります。

行き先でも、置き場所がなくて、相談中。

あと、それぞれのメーカーに直接問い合わせたら(お前んとこで買うたもん運ぶんで手伝ったらんか~い)、

結構、無料でやってくれるとこがありまして、

日がバラバラになるけど、別に急いでないし、ただで運んでもらえる運びとなりました。

あー、話題がそれた。

そいで、その問い合わせの度に(電話)

「センセーは年内いつまでお仕事されてますか?」

と一々訊かれる。

「31日まで、働いてます。多分正月も働いてます」

と答えておいた。

ここ3週間くらい、土日も休まず実験してますが、

或る実験の条件が、悪いみたいで、

いくらやってもデータが取れない。

先行論文があるので(見たいことは違うけど)

同じ条件でやってるのに、全然アカン。

っちゅうわけで、今日は、全く別のやり方で再々々チャレンジ中。

positive controlがないのが痛いが。

いくら失敗しても、生きてる人間相手じゃないから、

訴えられることもないのですが…。

上手くいかないと、フラストレーションが溜まります。

フラストレーションが溜まると

YTに合わせて、絶叫すると、すっきりします。

試してガッテン。

ぢゃね。

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2009年11月21日 (土)

基礎研究は無駄か?

なにやら、どうやって選ばれたのかも分からない人達によって、どういう法的根拠に基づくにかもよくわからない「事業仕分け」が行われている。

科研費なども「見直し」の対象だそうだ。

また、スパコンやSpring8など、「社会の人々に成果が分かりにくい」ものは見直しの対象になるというのが、基本方針のようである。

そんなん言ってたら、オラの研究なんか、世間一般どころか、研究の世界でもよく分からんというか、自分でも何のためにやってるのか、他の人には「分かりにくい」「分からない」代物である。

最近の「分かりやすい研究」の代表例は、Y中センセーの iPS細胞の研究であろう。或いは再生医学。

しかしながら、これらの研究・成果は、遺伝子工学的手法がなければ、全くここまで辿り着けなかったものだ。

遺伝子工学的手法の確立につながる研究成果は、ワトソンとクリックによる(本当はもう一人いるけど)DNA二重らせん構造(とりわけ塩基対による相補的配列)の発見(発表は1953年)にまでさかのぼる。

50年以上も前のことだ。

このとき、彼らは将来この研究成果を医学に役立てようとして、研究を始めたかどうか、ということを考えてみればよい。

ほんとのところは、勿論分からないが、多分「否」であろう。

クリックは学究の徒であり、おそらく単に自分の「知的好奇心」をみたすためだけにやった。ワトソンは、どちらかというと「功名心」がモチベーションだったかもしれない。

果たして、こういうことが「仕分け人」達に理解できるだろうか?

多分、そんなこと思いも付かないであろう。

本来、基礎研究というのは、「競争」でもなければ「ビジネス」でもない。しかもやらなくても人間、死にはしないし、社会にとって必要不可欠のものでもない。実際、余裕のない所謂「後進国」では、ほとんどなされていないものだ。

我々基礎研究者の大多数を突き動かしているのは「自分の知的欲求」だと思う。

オラの分野でいうなら、「なんで、どのようにして、球形の受精卵から動物の複雑かつ巧妙な形ができあがってくるのか知りたい」、ただ、それだけである。何かの役に立てようとか、これで一儲けしようとか、考えてない。

今行われている「仕分け」は、あまりに近視眼的、ビジネス的であり過ぎる。しかも実際のところは財務省がシナリオ書いてる茶番という話も聞く。

最後に一言。

アホか

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2009年5月16日 (土)

雑感、その他

昨日は、疲れる一日だった。

朝6時に家を出て、7時前に大学に着き、メールをチェック。
特に急ぎの用はなさそうだった。

それから、院生の書いた論文の書き直し。実は2月に投稿した論文がリバイズになったので、審査員の指摘に従って書き直すように言っておいたのだが、あまりのミスの多さにちょとウンザリ…。
おまけに、3人のうち2人が追加実験を強く要求しているのに、本人は「やりたくない!」
これ、プレッシャーかけたら、アカハラ/パワハラになるんだろうか?東北大の件があるのではっきり言ってびびっている。肝心の本人(打たれ弱い中国人)は事情により帰国中。しょうがないので、来週、オイラが実験するか?

夜は、専門学校の夜間の講義を終えて、22時から大学の方の学生達の新歓コンパ2次会に合流。ボーリング大会でした。…ボールが重い…、腹減った(夕飯食べてない)
スコアは散々だったけど、みんなテンション高くて面白かった。でも最後の方(11時半過ぎ)は血糖値が下がったのか、フラフラ。

最終(乗り換えがある)の電車にギリギリ間に合って帰る(24時半)も、ご飯を食べる気力もなくシャワーを浴びて就寝。とにかく疲れた。

民主党の代表辞任は、結構ショックだった。御用マスコミのネガティブキャンペーンもさることながら、大丈夫か?民主党。自分達のこと分かってないんじゃないか?内輪で足の引っ張り合いしてどうする?

某ニュース番組で、次の党首候補を読んで、メインキャスターが質問してたが、あまりの愚問にあきれるばかり。
辞めた前代表の影響を受けるんじゃないかとか…(そりゃ受けるに決まってるだろう。まだ同じ党にいるんだから)。説明責任がどうとかこうとか、まだ起訴もされてないでしょ。
いいかげん電波芸人はひっこんでろ!

まぁ、アメリカに追従して某国の人達を「大量殺戮」した元総理の説明責任(結局大量破壊兵器は見つからなかった)は問われず、相変わらずこの人が時期総理候補としてNo,1の国だから、民度の低さもここに極まれりってとこですか。

「北米型」豚インフルエンザの対応もお粗末。如何にも机上の空論がお好きな人が考えそうな策でしたな。強毒性のやつがきたら「感染列島」になること請け合いだ。

ま、こんな零細ブログで毒を吐いたところで、何も変わらんけどな。

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2008年9月19日 (金)

教授会

昨日の午後5時から8時まで教授会。

勿論時間外手当など出ない。

しかも、

「えー、まだそんなこと言ってんの~」

てな内容で不毛なことこの上なし。

と言う訳で、後半は爆睡。

なんか久々に熟睡できたので、帰宅してからバレーボールの練習に行く。

21時半~22時半。

勿論、ご褒美はない。

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2008年9月10日 (水)

だいぶ涼しくなりました

やぁ~、気がつくとまた一月近く更新してなかったよ。

ネタはなくもないのだけれど、すぐに書くか、メモっとかないと忘れるし。

プライベートでは、オタ息子がまた笑かしてくれました。
帰ったら、なんぞ息子の顔に違和感があるので、「何かした?」って訊いたら
左右の眉の間の産毛が気になるので剃ったんだそうです(剃るのが好きなやっちゃなー)

で、かみさんが顔剃りに使っているカミソリ(おじさんのひげそり用と形は同じ)を自分でもって鏡みながら剃ったとのこと。

眉と眉の間をスーっとそったもんだから、左右の眉の内側が剃れてしまったんですよ。

で、眉間が若干広くなっとるわけですな。ハァー…。

大王様は大王様でちゃくちゃくと「腐女子」への王道を進行中。自分でも描いてるし。

実験の方は最近ほとんど進んでないけど、院生の仕事がなんとかまとまりそうなので、論文書いてるところです。そんなエキサイティングというわけでもないが、ま何とかなるでしょう。

政治の世界は迷走が続いておりますな。ま、結局我々日本国民の民度が低いってことか。
政権交代もいいけど、腐ったマスゴミも一旦焼却処分にせんと。

あと、「奴隷法」(なんのことか分かりますね)もつぶさなきゃね。

WTOも相変わらず、とんちんかんなことやってんなー。
関税バーンと上げて原則「地産地消」にすりゃいいのに。

日曜には4ヶ月ぶりにバレーの練習に行ったので、まだ筋肉痛がなおらん。やっぱ続けていかなアカンな。来月には43か。いつまでやれるかな?

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2008年5月 1日 (木)

無題

30日のカリキュラム改定に関する臨時委員会でブチ切れて

「戦闘モード」に突入しました。

なんせ、おいらの講義を聴いたこともない人に

「お前の講義のレベルは低い」と言われたので。

おいらは気前がいいので

売られたケンカは買います

きっちり落とし前はつけるつもりです。

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2008年4月20日 (日)

はぁ~

先の水曜日に始めて「卒研生」と顔合わせをした。名前はYくん。

オイラの担当する学科では、4回生のときに卒業研究をする。期間が短いので、何かまとまった仕事ができるわけではないが、少しでも研究の面白さ(?)を味わってもらおうというわけである。

Yくん、なかなかやる気もあって、性格もいい感じである。…ように今のところは見えるので、この状態で、上手く彼をだまくらかして研究の醍醐味を伝えることができればよいのだが…。

そういうわけで、研究室に彼の居場所が必要である。

我々の学科の研究棟は耐震工事終わったばかりで実験室がまだ使い物にならないし、3月まで所属していたラボにはまだオイラの指導していた院生、研究生、そして今のポジション決まる前から来ることになっていたポスドクがいる。皆オイラの下につくことになっている。

というわけで、元ラボのS教授の許可を得て、基本的に研究の拠点は変わらず、である。

さて、ここで大きな問題がある。
この元ラボには、以前からときおり記事にしている「ダメ英国人」がいるのである。

S教授もサジを投げているのだが、最近特に張り切ってひたすら何かやっている。何かやってるだけで、データも何も出ないので、研究費の無駄使いもいいところなのだが、まぁ、そこまでは我慢できる。
問題は、こいつが自分のテリトリーをどんどん拡大して、自分に割り当てられた場所以外のところに、どんどんと試薬やら標本やらを置いていくことである。

とりあえず、Yくんに使ってもらおうと思った実験台・机にコイツのものがドーンと置いてあるのである。

即効で片付けるように命じる。

とりあえず、目の前で片付け始めたので、まあ良しとして最後まで確認しなかったのが甘かった(というか、そんな時間なかったんだけど)。

2日たっても、始め言われたときにちょこっと動かしたもの以外は全部残っている。

しかも土曜で、ラボに来ていない。

「プチ…」

空き箱を見つけてそいつの物を片っ端から放り込んで、強制撤去。

ぎっしりつまったその箱をそいつの机の上にドーンと放置して終了。

一応、S教授にも報告したが、
「僕はそんなこと知らんで」って、
俺があんだけ反対したのに、あんたが連れてきたんだろうが!

こんなことしてたら、いつか「アカハラ」で訴えられるかな。
それにしてもなんとかならんか欧米コンプレックス。
英語がしゃべれるからって賢いわけではないのだよ。

他にも問題人物はいるのだが、それはまた別の話。

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2008年3月21日 (金)

論文再々提出

今日は珍しく「お勉強系」

昨年10月に院生のKくんの論文を Development というジャーナル(学術誌)に提出し、revise (修正して再提出)になったことは、前にも書いたかと思う。

Major revision だが、Editor (審査員のコメントをみて、論文を受諾するか、却下するか決める人)の感触は、好意的な感じであった。

で、年始めに再提出したのであるが、

もう一遍だけ、修正しなさいとのお達し。

このジャーナル、普通は1回しかリバイズのチャンスがないのだが、今回は特別に、とのこと。

ということは、審査員がまだ不満だけど、アタシは通してあげようと思ってますよ、と暗に言っているものと勝手に解釈。

が、しかし…。

文句たれてる審査員の一人のコメントが酷い。
1回目のときもそうだったが、「こいつ、自分で実験やったことねぇんじゃね?」
と思うようなコメントだったのである。

具体的には、発現量が少なくてRT-PCRでしか検出できないmRNAを

「Northern blotで見てみろ」とか、そんなレベルである。

「アホか!」と思いながらも、半定量的RT-PCRでNorthernの検出限界以下であることを証明(なんて無駄な実験なんだ)してやった。

さすがに今回、それについては文句がなかったが、

1回目のリバイズで言ってなかったことにイチャモンつけてきよった。
(言うまでもなく、これはルール違反)

それがまた、この審査員の「無知」に基づく見当違いのコメントだったので
頭に来て、その「無知」をあからさまに指摘するような返事を書いた。

同室のM助教に
「これ、ちょっと読んでみて」とチェックを依頼すると

「分かりました。iMacセンセーの書いたものが凶悪な文章になってないかチェックすればいいんですね。」

実は、これ、もう3日程前に書き上げていて、
院生のKくんにも、世界のY中先生にも
「これは審査員にケンカ売ってるんですか?」
と言われたのである。

実は、M助教も結構「ハジけた」ことを書く傾向があるので、時々
「ちょっとやばいこと言い過ぎてないか、確認してください」
と頼まれることがある。

しかし直しを入れて返すと
「却って過激になりましたね」
と言われてしまう。

と言う訳で、こういうデリケートな文を書く場合は書いてからすぐには提出しないことにしているのである。勿論、何人かの人に読んでもらう。

本当はボスに読んで貰いたいのだが、彼は「医学研究科長」の仕事でほとんどラボにいないという厳しい現実。

アメリカ人の研究者仲間に読んで貰った方がいいかもしれない。

とりあえず、「凶悪」な部分は書き直して、もう少しニュートラルに丁寧に説明をしておいた。

まだ出してないけど、どうしたものか…。

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