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2008年3月30日 (日)

『ほんとうの環境問題』

ネタの報告はもうしばらくお待ちください。

表題の本には、
「有史以前から地球は温暖化と寒冷化を繰り返してきた。そのなかで、たとえば恐竜が生息していた中生代白亜紀(約1億4500万年-6500万年前)の地 球はいまよりずっと温暖で、極地でも氷床が発達しないほどだった。それほど温度が高かったのは、おそらく当時の炭酸ガスの濃度が高かったためで、火山活動 が盛んだったからではないかと考えられている。
地球温暖化によって色んな生物種が絶滅するということが言われているけれども、地球の歴史を見れば、温暖化しているときには大型生物の大量絶滅は起きてい ない。大量絶滅が起こるときというのは、いずれも、地球が寒冷化したときである。だから、ほんとうは、地球は寒冷化するぐらいなら温暖化したほうがいいは ずである。
ともあれ、地球の気温は大きな変動を繰り返してきている。そして、それらの過去の気候変動は人為的な要因によるものではないのは明らかである。人間がいない時期でも大きな気候変動は起きているのだから当たり前である。
すなわち、人間が何をしようがするまいが、放っておいても地球の気温や気候というのは変動する。そして、気候の変動の要因が何かというのは、実はあまりよ くわかっていないのである。どこまでが人為的な要因かなんてことは簡単には特定できないのだ。」(『ほんとうの環境問題』、新潮社、2008年、115- 6頁)
といったことが書かれているらしい。(内田樹の研究室より転載)

CO2排出削減とか、エコとか大流行だが(言葉ばかりで行動が伴っていない)
実は、この本に書かれているようなこと(上記)は、少なくともオイラの周りのさいえんちすとの間では「常識」である。

誤解しないでいただきたいのは、
「だから、どんどん石油使っても大丈夫」ではない。

石油の消費量を減らすことは、可及的速やかに行われなければならない「先進国」「途上国」の逼迫した課題である。

何故か?

答えは簡単。

石油の埋蔵量は有限であり、あと50年ほどで枯渇するといわれている。

50年が100年でも200年でも同じことである。

問題は、その間に我々は石油に代わる「代替エネルギー」を確立せねばならないということだ。

原子力発電が盛んに宣伝されているが、廃棄物の処理にとてつもないエネルギーと労力を要するので論外であろう。現況では廃棄物問題に真面目に取り組んでいないし、メインテナンスもいい加減。おまけに施工の段階で設計図通りに造ってないところがあったりする(真面目に資料を当たってないので見当はずれだったら御免なさい)。廃棄物の問題や、原子炉自体の強度(耐震性など)、メインテナンス、老朽化した原子炉の処理の問題などが片付けば、可能性はあるかもしれないが、開発の方向はどうもそちらに向かっていない。

これらの問題がクリアできたら、東京のド真ん中に原発を造ればよい。



あと「環境問題」で考えなければならないことは、森林の減少と緑地の砂漠化であろう。

表題の本によれば、「温暖化」は農作物の生産量増加にとって都合がよいらしいが、そもそも、耕作可能な土地が減ってしまっては生産量増加もおぼつかない。日本では「少子化」が問題になっているが、世界的には人口は爆発的に増え続けている。現在67億人。

地球はもう「いっぱい」だ。餓死する人々も多い。

とりあえず、太陽が赤色巨星になって地球が飲み込まれて消滅するまで(50億年後くらいか)は、人類が生き残っていてほしいものだ。

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コメント

おおお~、
意見を聞かれると緊張するなあ~。

ハイ,先生。わかりません!!

投稿: omk | 2008年3月30日 (日) 13時56分

>omkさん
一番良い「環境対策」は人口を減らすことじゃないですかね? どう思います?

投稿: iMac | 2008年3月30日 (日) 09時47分

さいえんちすと、かっこいい。
ゴミの分別も意味がないっていうのを聞くと、iMacさんの記事は尤もらしく思えます。
ジュセリーノの、未来予知ノート読まれた?
さいえんちすとには、愚物かしら・・・

投稿: omk | 2008年3月30日 (日) 09時11分

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